君の名は…
前回、女の子をメイド喫茶に連れて行くという、なんとも気持ち悪さを発揮したみなせです。
私の中でやはりメイド喫茶というものは、複数人で行ってワイワイやるよりかは、1人で、ぼんやり他愛のない話をメイドさんとするのが楽しいのかもという印象になってきました。(もちろん複数人で行っても楽しいですが)
ということで、以前おじさんと行ったメイドカフェに1人で行きます。
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昼ちょっとすぎくらいに入店。
はちみつ「おかえりなさいませ~!ご主人様~!」
前回おじさんと行ったときにも居たメイドのはちみつさんでした。
なので、ちょっぴり覚えてくれていることを期待していたのですが……
はちみつ「ご主人様はメイドカフェは初めてでしょうか?」
(忘れられてる~~~~!!!!!)
まあそうなんですけどね。そりゃあ一回しか来てない客の顔なんて覚えてるわけないんですよ。おじさんと行ってから一ヶ月くらい経ってから行ってるので、かなり印象薄くなってるだろうし。
やっぱりそういう意味では覚えてたみうちゃんはすごい。くまさんの事と私のこと一ヶ月以上経ってからも覚えてるんですから。
ちょっぴり悲しいのと、みうちゃんのすごさを確認しながらも、返答。
みなせ「ア、えっと……何回か来てます~!」
はちみつさん「ご主人様見たことあるかも!以前お会いしたことありますよね!」
みなせ「あ、はい!一度お会いしたことあります~!」(お??覚えてるのか?)
はちみつさん「前もこの辺の席に一人で座ってた気がする~!」(座ってない)
みなせ「いや……前来たときは二人で、あっち側の席に座ってました……」
はちみつ「あれ~~~?そうでしたっけ!なんかそんな気がしました!すみません!」
みなせ「いえいえ!全然…」
私はこの時ワンピースに出てくるDrヒルルクの名言を思い出していました。
人はいつ死ぬと思う…?
心臓を銃で撃ち抜かれた時……違う。
猛毒のキノコスープを飲んだ時……違う!!!
そんな気持ちで私はジンジャーエールを注文。
ジンジャーエールで気持ちを落ち着けることとします。
店内を見渡すと、人はまばら。良い時間帯に来たようです。
相変わらず外国人観光客が出たり入ったりしていましたが。メイド喫茶外国人にはウケるようです。
それから店の端っこ静かにジンジャーエールを飲んだりしていると、他のお客さんが物凄いメニューを頼んでいました。
そのすごいメニューというのは、カクテルをメイドさんが目の前でシャカシャカ振ってくれるというメニューなんですが、これがとにかく頼むのに勇気がいるメニューなんです。ちなみに私はまだ頼んだことがありません。
ただ単にメイドさんがシェイカーをふりふりしてくれるだけならいいのですが、ここはそう、あのメイド喫茶なのです。萌え萌えきゅ~ん!とかをやっちゃうメイド喫茶なんですよ?普通で終わるわけがありません。
では、その地獄の一部始終をご覧いただければと思います。
(ちなみに音頭の最中に客の名前を言うところがあるので、私の名前を入れておきます。)
メイドさん「はいはいみなさんご注目で~す!!☆
こちらのご主人様が、〇〇〇(メイドカフェの名前)名物!〇〇〇(商品名)をご注文してくださいましたので、今から私がシャカシャカフリフリしちゃいたいと思います!
シェイカーのシェイクが始まる。
ぱんぱんぱんぱん!手拍子~!手拍子~!はいはいいくよ
萌え萌え♡!(萌え萌え♡!)シャカシャカ!(シャカシャカ!!!!!)らぶらぶ!(らぶらぶ!!!)
みなせさ~ん?みなせさ~ん?あれれ~?どこだ~??いないな~?いたら~!立って~!立って~!早く~!
(※ここで立たないとエンドレスに続く。)
みんなに~!向かって~!ぴょんぴょん!(ぴょんぴょん!)ぴょんぴょん!(ぴょんぴょん!)
(※うさぎの真似をしながらぴょんぴょん!と言わないとエンドレスに続く。)
いたいた~!ぴょんぴょん!ぴょんぴょん!あれあれ~?お耳が~?見えないな~?
(ここでうさみみのついたカチューシャを渡され着用しない限りエンドレスに続く。)
私の~!お願い~!聞いて!みんなに~、向かって~!今日イチ~!かっこいい~!ポーズを~決めてね~!3!2!1!
(※ここでうろたえたり、ポーズが微妙な場合はエンドレスに続く。)
あれあれ~?かっこいい~??ポーズかなあ??あれあれ~?じゃあじゃあ~!最後に~!今日イチ~!萌え萌えの~!~ポーズを~!決めてね~!!
3!2!1!
(※ここでもうろたえたりetcの場合はエンドレスに続く。)
いや、長えし、罰ゲームかよ…
これが恐らく本来のマニュアルです。
嘘みたいだと思いますが、これが現実で実際にあります。この時客全体の目線は全てこちら側に集まります。その中で、可愛いポーズだったりそういうのを求められるのは本気で恥ずかしいし、罰ゲーム感がエグイです。地獄だ……
まあ実際の所、メイドさんによっては客全体の視線を集めるような演出をしない人もいます。特にお一人様の場合などは意外に静かに目の前でやってくださるパターンもありました。けれど、恐らく団体客で行った場合は確実に大々的にやります。下手すりゃステージに上がらされることもあります。このメニューのやり方は店舗、メイドさんによってまちまち。
いつか私も実際に頼んでみて、その時の気持ちをレポしてみたいなと思います。(頼むとは言ってない)
ちなみに、今回頼んでいたお客様は1人で来店されてた方なので、静かに隅でやってもらってました。若めの方で恥ずかしがらずに、寧ろめちゃめちゃ楽しそうに手拍子したり、ポーズ取っていたので、ほんわかしました。
私にはあそこまで心を無くす事は出来ないなと思います。
そんなこんなで、退店。メイドちゃん達と喋ったりしたのですが、あまり面白い絡みもないので割愛。
今回はメニューの紹介記事みたいになってしまいましたが、こういうメニューがあるよ、これがメイド喫茶だ、という事を皆様にお伝えできればと思います。